仕事に行くことがストレスでしかない。
ずっと憂鬱だし、もしかしたらうつ病かも。
どうすれば治るんだろう。
うつ病の人は割と多いですが、自分がうつ病であることに気づいてない人もまた多いです。
今回は2度うつ病になった僕が自身の経験も交えて、うつ病の主な症状と治し方について話していきたいと思います。
この記事の内容
- こんな症状が当てはまったら注意
- うつ病になった時どうすればいいのか
- まとめ
初めにネタバレすると、朝起きた時点で会社に行きたくないと思えば、もううつ病である可能性はあります。
詳しく話していきます。
こんな症状が当てはまったら注意
うつ病と適応障害の違い
うつ病はストレスによって発症すると思われがちですが、典型的なうつ病の場合、発病のきっかけがわからないことが多いんです。
「毎日仕事に行くのがストレス...」 「うちに帰って家事をすることがストレス...」
このような明らかなストレスが要因でうつ状態になるものは、「適応障害」と呼ばれています。
おそらく、この記事を見ている人は適応障害の方が多いのかなと思います。
通常、適応障害はストレスにさらされてから3ヶ月以内に発症すると言われています。
また、適応障害はうつ病の一歩手前のようなものなので、うつ病の可能性も充分にありえます。
適応障害になる可能性が高い要因(仕事が原因の場合)
- 残業が長い
- 責任感の強い仕事を任されている
- やりがいがない
- 人間関係がよくない
- パワハラ、セクハラ
僕の場合は、医師にうつ状態だという診断を受けたのですが、原因が仕事であることは分かっていました。
仕事の何が問題だったのかと言われれば答えられないのですが、とにかく仕事に行きたくないという気持ちが強すぎて、毎日苦しかったのは覚えています。
それぞれの違い
うつ病は楽しいことがあっても素直に楽しめません。
対して適応障害の方は、うつ状態にあっても楽しいことがあれば、気分が上がります。
ここが割と違うところかなと思います。
どんな症状があるか
うつ病と適応障害は違う病気ですが、現れる症状は似ているので、うつ病の主な症状について挙げます。
どれくらい当てはまるか確認してみてください。
精神的な症状
- 抑うつ気分
- 不安感
- 集中力や判断力の低下
- 意欲の低下
- 自分を責めてしまう
身体的な症状
- 睡眠障害
- 食欲の低下
- 疲労、倦怠感
- ホルモン系の異常
- 頭痛、肩、背中の重さや痛みなど
- 便秘
- 動悸、息苦しい
ピックアップして解説していきます。
抑うつ気分
うつ病である多くの人に共通している症状なのでは、と思います。
抑うつ気分とは以下のようなものです。
- 落ち込む
- 朝がひどく憂鬱になる
- 絶望感
- 悲しくなる
- 劣等感や希望を持てない
- 遠くへ行きたい、消えたい
この症状がひどかったです。朝起きた時の絶望感がすごく、それが日に日に増していった感じです。
遠くへ行きたい、消えたいと思う人は重度のうつ病である可能性が高いので、すぐに対処した方がいいです。
集中力や判断力の低下
仕事の効率が落ちたり、些細な判断ができなくなったり。
会社に行けば普通に仕事することができましたが、早く終わらないかなということしか考えてなかったです。
意欲の低下
物事に対する興味がなくなり、趣味や好きなことをやっても楽しく感じないなど。
自分を責めてしまう
自分には価値がない、「どうせ何やっても俺はダメだ…」と思ったりしてませんか?
睡眠障害
夜、眠るのに30分以上かかったり、夜中に何度も目を覚ましてしまう、朝早くに目が覚めるなど。
うつの人には多く見られる症状のようです。
寝すぎてしまう過剰睡眠もうつの症状であるそうです。
食欲低下
食に興味がなくなる、何を食べても美味しく感じないなど。
逆に食欲が異常になったりするパターンもあるようです。
疲労、倦怠感
これも代表的な症状だと思います。
何もしていないのにひどく疲れて、それがずっと残っているような感じです。 とにかく体が重く感じました。
動悸、息苦しい
もはや生命に関わる問題だと思います。
僕の場合、これに耐えられなかったです。 朝会社に行くことを考えるとすごく息苦しく、平日が苦痛でした。
うつ病になった時どうすればいいのか
うつ病と適応障害では治療法が異なります。
ストレスで発症する適応障害は、根本的な原因を取り除けば、比較的すぐ治ります。
なので、抗うつ剤などの薬が効きにくいです。
反対にうつ病は、原因を取り除いたところで、気分が晴れない状態がずっと続きますが、抗うつ剤が効きやすいです。
ストレスの原因がわかっている人はまず、それを取り除きましょう。
仕事の量を減らしたり、残業をしないことを相談したり。
「いや、俺はもう限界だ」という人はすぐに休んでください。
病院でうつ病、または適応障害の診断を受ければ、しばらくは休めます。
そのうちに退職するか、転職するかなども考えればいいと思います。
ポイントは会社を辞めたいと思っても、今すぐに判断をしないことです。
うつ状態の時は判断力が下がっているので、とりあえず大事な決断は後回しにしましょう。
うつ病の治療法
ほとんど言ってしまいましたが、大まかに以下の3つが挙げられます。
- 休養
- 薬物療法
- カウンセリング、精神療法
個人的な意見としては休養することが一番大事だと思っています。
無理して我慢し続けると、当然ですが普通の病気と同じように悪化します。
すると、治るまでに時間がかかりますし、抗うつ剤などの効き目も悪くなります。
考える時間も必要だと思うので、まずは休みましょう。
病院に行きたくない、抗うつ剤を使いたくないという人は以下の記事を参考にしてみてください。
病院へ行かずに僕も使ってたことがあります。
まとめ
今回はうつ病の症状と治療法について、僕の経験も含めながら話してきました。
軽度のものであれば、ストレスの要因を除けばすぐに改善すると思いますが、どうしても辛いのであれば、一日でも休んでください。
仕事を休むことは甘えではありません。
あなたに必要なことです。
うつ病を治したいならまずは休みましょう。
そして、抵抗がなければ病院へ行ってください。
抵抗がある人へ。
15人に1人が生涯に1度はうつ病にかかる可能性があると言われているので、別に恥ずかしいことではないです。
そのくらい誰にとっても身近なものなので、うつ病だからといって落ち込む必要はないということを理解してください。
そしてうつ病患者の8割は治ります。
どうせなら我慢し続けて辛い人生を送るより、元気に楽しく生きた方がいいと思いませんか?
それでは。
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